専門的な知識や技術が求められる「ITエンジニア」。
ものづくりに対する達成感や、自分が制作に関わったという充実感から、やりがいや満足感が得られる魅力的な仕事です。
しかし、ITエンジニアの仕事内容は時間的にも心身的にもハードなことが多く、もっと働きやすい環境へ転職を考えている人は少なくありません。
ITエンジニア向けの転職サイトや転職エージェントとして「doda」や「green」が有名ですが、他にも数が多いため、どのサイトが良いのか迷ってしまう方もいるはずです。
そこで今回は、ITエンジニアにおすすめの転職サイトと転職エージェントをご紹介いたします。
求人数や利用できるサービスなどそれぞれの強みや特徴のほか、優良企業を見極めて年収を上げる方法についてもまとめました。
ぜひ自分に合った転職サイト・転職エージェントを選び、転職活動を成功させましょう。
特選!おすすめ転職サイトランキング
転職サイトは、幅広い業種・職種の求人情報を閲覧できるサービスです。
WEB上で、仕事内容や給与、雇用形態などの求人情報をすべて見ることができ、応募手続きまで行うことができます。
転職サイトの特徴は、求人数がとにかく多く、複数の求人にまとめて応募しやすいという点です。
たくさんの求人を閲覧して比較し、そのなかから魅力を感じた企業を選んで応募できます。
自分のペースで転職活動をしたい方や、たくさんの求人を見て比較検討したい方には、求人サイトの利用がおすすめです。
ITエンジニア向けの転職サイトから、とくにおすすめの転職サイトを3つ、ランキング形式でご紹介いたします。
〈1位〉リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大手求人企業リクルートグループの転職サイトです。
国内の知名度も圧倒的に高く、登録者も多いので安心して利用できます。
また、毎週数千件を超える求人が配信されているため、数多くある転職サイトの中でとくに求人数が多いです。
さらに、他の転職サイトで掲載していない“リクナビNEXT限定求人”が全体の80%以上も占めているため、あなたに合った仕事が見つかります。
ITエンジニア向けの求人はもちろん、サービス業や営業職などの求人が豊富です。
リクナビNEXTの特徴や強みは?
- 転職サイトのなかでは求人数が圧倒的に多い
- こだわり検索機能により、理想の会社が見つかりやすい
- 「スカウトサービス」により、企業からオファーをもらえる可能性がある
- 「グッドポイント診断」で、自分の強みを把握できる
- 同リクルートグループには「リクルートエージェント」という転職エージェントがある
転職エージェントと比較すると求人数は少なめですが、転職サイトの中では圧倒的に求人数が多く、大手企業の求人も多数掲載されています。
また、職種や社名などこだわり検索が可能なので、理想とする企業が見つかる可能性も高いです。
スカウトサービスを利用すれば、あなたのプロフィールを見て興味を持ってくれた企業からオファーがもらえる場合もあります。
リクナビNEXTが向いている人
大手企業への転職や、ITエンジニアだけでなく他職種への転職を考えている方におすすめです。
また、「スカウトサービス」を利用すれば受け身の転職活動も行えるので、仕事をしながら転職活動をしている方など、時間がなかなか取れない人も助かります。
さらに、リクナビNEXTを運営しているリクルートグループには、「リクルートエージェント」もあるので、今後転職エージェントを利用したいと思っている方も登録しておいて損はありません。
〈2位〉マイナビ転職エンジニア求人サーチ
マイナビ転職 エンジニア求人サーチは、大手求人企業「マイナビグループ」が運営している転職サイトです。
名前の通り、ITエンジニア向けの求人検索に特化している転職サイトで、システム開発やSE、プログラマーなど、幅広いエンジニア求人を掲載しています。
ITエンジニアの求人は20,000件以上掲載されており、“外部研修有り”や“大規模開発有”など、細かい特徴から求人検索することも可能です。
マイナビ転職エンジニア求人サーチの特徴や強みは?
- 幅広いITエンジニアの求人を特徴から検索できる
- 姉妹サイト「マイナビ転職エージェントサーチ」の求人も同時に閲覧できる
- 求人によっては、エージェントに直接相談できる場合も
- 「プロジェクト経歴作成ツール」を活用すれば、履歴書・職務経歴書が誰でも簡単に用意できる
姉妹サイトである「マイナビ転職エージェントサーチ」の求人も同時に閲覧できるため、一度に2つのサイトの求人をチェックできるメリットがあります。
さらに、転職サイトなのにも関わらず、一部の求人は直接エンジニアに相談できるという点も、マイナビ転職ITエンジニアサーチの大きな強みです。
マイナビ転職エンジニア求人サーチが向いている人
マイナビ転職エンジニア求人サーチは、ITエンジニアの求人だけを集めている転職サイトなので、ITエンジニアへの転職を考えている方におすすめです。
ITエンジニアといっても幅広い種類の求人を掲載しているので、まったく別のものづくりをしたいと考えている方にも向いています。
また、「プロジェクト経歴作成ツール」を利用すれば、項目に必要事項を入力するだけで簡単に内容が充実した履歴書と職務経歴書が作成できるので、転職初心者の方も心強いです。
〈3位〉ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス求人に特化した転職サイトです。
会社幹部や役員、管理職、外資系求人など、プロフェッショナルな求人が多く掲載されています。
なかには、英語力や今まで培ってきたキャリアを生かした求人もあるため、転職により年収UPやキャリアアップを実現することが可能です。
ビズリーチの特徴や強みは?
- 3分の1以上の求人が高年収(1,000万円超え)
- 会社幹部や役員など、昇進できる求人が多い
- スカウトサービスにより、ヘッドハンティングが受けられるチャンスがある
ビズリーチの魅力は、掲載している求人の3分の1以上が年収1,000万円を超える高収入求人という点です。
また、転職してすぐに会社の幹部や役員、管理職など肩書きのある仕事に就けるケースが多く、転職によりキャリアアップが望める魅力もあります。
さらに、ビズリーチには約800人ものヘッドハンターがいるため、あなたのプロフィールを見て「即戦力になる」と判断すれば、スカウトが受けられる可能性もあるのです。
ビズリーチが向いている人
現在の年収が500~600万円位の方で、年収UPを目指している人におすすめです。
ハイクラス求人が多い分ビズリーチの登録者のレベルも高めですが、転職先選びに妥協したくない方や、本気でキャリアアップを目指している方にも向いています。
ビズリーチには外資系や海外勤務の求人もあるので、英語力を生かした仕事に転職を考えている方も企業とのマッチング率が高いです。
特選!おすすめ転職エージェントランキング
転職エージェントは、キャリアアドバイザーからサポートを受けながら転職活動を行えるサービスです。
求人サイトはWEB上で求人を検索し、自分で直接応募する流れでしたが、転職エージェントは求人検索から書類作成、面接対策など、ありとあらゆる転職サポートが受けられます。
これらのサービスはすべて無料で利用できる上に、面接日や入社日の日程調整もキャリアアドバイザーが代行してくれるため、転職活動の不安がないという点も大きな魅力です。
転職が初めての方や、転職活動の時間があまりとれない方、誰かに相談しながら転職活動を進めていきたい方は転職エージェントの利用をおすすめです。
ITエンジニア向けの転職エージェントから、とくにおすすめの転職エージェントを3つ、ランキング形式でご紹介いたします。
〈1位〉レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITエンジニア業界の求人を専門に取り扱っている転職エージェントです。
求人数は5,000件以上あり、職種はもちろん給与や勤務時間などで詳細検索も行えます。
ITエンジニア業界の知識を豊富に持ち合わせているキャリアアドバイザーへ転職相談ができるので、専門用語を用いた相談も可能です。
レバテックキャリアの特徴や強みは?
- 年間3000回行っている企業訪問により、求人情報に載っていない企業情報が豊富
- ITエンジニアの知識が豊富なキャリアアドバイザーが常駐している
- 提出書類の添削はもちろん、面接対策で自分の弱みを把握することができる
- 求人検索~入社だけでなく、退社手続きもサポート
- フリーランス向けの求人も掲載している
レバテックキャリアでは、年3000回にも渡る企業訪問を行っていて、求人情報ではわからない社風や社内の雰囲気などに詳しいという強みがあります。
また、過去の採用データを活用し、受かる書類・面接対策を徹底していることから、内定率が非常に高いです。
レバテックキャリアが向いている人
レバテックキャリアは、フリーランスで活動しているITエンジニア向けの求人も多数掲載している貴重な転職エージェントです。
会社員という形だけにとらわれず、フリーで働くという方法も検討している方や、今後独立を目指している人は登録しておいて損はありません。
また、求人検索から書類作成・面接のサポート、入社までサポートしてくれる転職エージェントは多いですが、レバテックキャリアなら退社手続きまで代行してもらえるので、円満退社できるか不安がある人にもおすすめです。
〈2位〉ワークポート
ワークポートは、ITエンジニアの転職に強い転職エンジニアです。
コンシェルジュとマンツーマンで転職相談を行うことができ、充実したサポートが受けられます。
高年収のIEエンジニア求人や営業、ゲーム、事務など、こだわりごとに特集が組まれているので、希望の求人が見つかりやすいです。
ワークポートの特徴や強みは?
- 転職決定人数NO.1の実績
- 「担当コンシェルジュ変更希望受付窓口」により、コンシェルジュの途中変更ができる
- 年収交渉や入社日の調整などもコンシェルジュが代行してくれる
- 「eコンシェル」により、スケジュールが把握しやすい
転職決定人数NO.1に輝いた実績がある安心感と、コンシェルジュとの密なやり取りから、転職初心者で不安なく新たな職場が見つけられます。
また、万が一コンシェルジュと相性が良くないと感じた場合でも、「担当コンシェルジュ変更希望窓口」へ問い合わせをすれば、コンシェルジュの途中変更に対応してもらうことが可能です。
また、ワークポートには「eコンシェル」というアプリがあり、転職活動状況をいつでもどこでも把握することができます。
ワークポートが向いている人
ワークポートはゲーム業界など幅広いITエンジニアの求人があるほか、営業や一般事務、販売などの求人も掲載しているため、未経験で新たな仕事に転職したい方にもおすすめです。
コンシェルジュのサポートも充実していることから、転職活動の大部分を転職エージェントに任せたい方にも向いています。
〈3位〉マイナビエージェント×IT
マイナビエージェント×ITは、名前の通りITエンジニアの転職に特化した転職サイトです。
大手求人企業「マイナビ」が運営している転職エージェントということもあり、ITエンジニアの求人数が多く、そのうち8割がマイナビエージェント×IT限定の非公開求人となっています。
マイナビエージェント×ITの特徴や強みは?
- 未経験でも転職できるITエンジニアの求人が多い
- 首都圏のほか、地方の求人も多数掲載している
- キャリアアドバイザーから密に連絡があり、手厚いサポートが受けられる
- 書類選考や面接選考への対策が厚い
- 若年層(20代、30代)の転職に力を入れている
- 女性ITエンジニアの求人を応援する「女性CAチーム」がある
マイナビエージェント×ITの求人は、未経験やITエンジニアの経験が浅い方でも活躍できる求人が豊富という強みがあります。
これから経験やキャリアを積みたい方や、職場が合わなくて入社してすぐに退職してしまった方も、自分に合う転職先を見つけることが可能です。
また、マイナビエージェント×ITは選考通過率が高いことでも知られています。
書類の添削や企業別の面接対策に力を入れているため、転職活動初心者でも内定を勝ち取れるという点も大きな魅力です。
マイナビエージェント×ITが向いている人
マイナビエージェント×ITは、首都圏だけでなく地方の求人豊富にあるので、自分が慣れ親しんだ土地で新たな仕事に就く「Uターン転職」をしたい方におすすめです。
また、マイナビエージェントは20代、30代の若手ITエンジニアの転職に力を入れています。
そのため、まだ経験が浅い方や、第二新卒の方の転職活動に有利です。
女性のキャリアアドバイザーも多数在籍しているので、転職を考えている女性ITエンジニアの方
にとっても、マイナビエージェント×ITはきっと頼りになります。
企業を見極める裏技
ITエンジニアの求人は、人手不足の影響から年々増加傾向にあります。
数多くある求人のなかから、自分に合う企業を見つけることこそが、転職活動を成功させるカギです。
選択できる企業が多いからこそ、転職先は慎重に選ばなければなりません。
企業を見極めるには、以下の3つのポイントを重視して選ぶことをおすすめします。
ポイント
・40歳を超えるベテランITエンジニアが多数在籍している
・社員教育制度が充実している
・キャリアアップ(人事評価、昇進制度)がある
他の職種と比べてITエンジニアの年齢層は低めです。
しかし、40歳以上のベテランITエンジニアが活躍している企業は、それだけ働きやすく、仕事にやりがいがあることを示しています。
また、社員教育に資金をおしみなく使い、教育制度が充実している会社は、1人1人の社員を大切にしている会社の場合が多いです。
将来のキャリアを考えたときにも、会社がスキルアップをサポートしてくれる環境なのは大きなメリットと言えます。
昇進制度や人事評価が定期的に設けられていることも、収入やキャリアアップを目指す上で重要なポイントです。
昔ながらの“年功序列”制ではなく、若くても実力や頑張り次第でどんどん昇進させてくれる企業は、年収やキャリアUPだけでなく、社員1人ひとりのやる気にも繋がります。
逆に、20代など若年のITエンジニアが大半を占めている、人出不足が深刻、給与が明らかに高すぎる企業は、転職に失敗してしまうリスクがありますので注意しましょう。
アクロスロード株式会社
\ 未経験からエンジニアを育成 /
エンジニアが年収を上げる方法
転職によって年収が上がったというITエンジニアは非常に多いです。
リクナビNEXTが運営するエンジニアライフ応援サイト「Tech総研」によると、前職と比べて2~25%年収がUPしたITエンジニアは100人中76人もいるという結果に。
このように、年収UPを目的として転職活動を行うのが、年収を上げる一番の近道であると言えます。
しかし、転職をすれば必ずしも年収が上がるとは限りません。
転職をする際は、以下のポイントを抑えて転職活動を行う必要があります。
ポイント
昇進などで確実な年収UPが見込める企業
自分が持っているスキルや得意分野を最大限に生かせる企業
企業業績がかんばしい企業
不況のなかでも、企業業績が好調で昇給が見込める企業を選ぶことは年収UPにおいてとても重要です。
また、自分が持ち合わせているスキルを高く評価してくれるか企業であれば、給与にもしっかりと反映してくれると期待できます。
転職するなら売り手市場の今が時期
2019年、IT業界は人材不足が続いていることから、「売り手市場」と言われています。
しかし、ITエンジニアは高い専門性を必要とするため、未経験の人を採用してもすぐに現場で活躍させることはできません。
人手が足りない今の時期だからこそ、入社したその日から即戦力として働けるITエンジニアの需要が高まっているのです。
現在の売り手市場は、転職を希望しているITエンジニアにとって、転職を成功できる絶好のタイミングとも言えます。
しかし、喜んでばかりはいられません。
内定をもらいやすい会社はそれだけ人手不足が深刻です。
1人あたりの業務量が多く負荷が高い場合があるため、心身ともに疲弊し、再度転職を繰り替えてしまう場合もあります。
転職サイトや転職エージェントを活用し、企業情報を事前にしっかりリサーチした上で、自分に合う会社を見つけることが大切です。
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