近年は、世界的にもスマートフォンなどの発達によって、急速にIT業界の需要が高まってきています。
その流れを察知している転職希望者が、私に、上記のような質問を、IT業界への未経験での転職を考えている転職希望者がおこなうことが増えてきました。
この質問の答えは、IT業界に未経験でも転職できるということになりますが、私はさらに言えば、今がIT業界へ転職するチャンスだとも考えています。
近頃は、あまりにも急速にIT業界への需要が増えて、IT業界全体の人員が間に合っていないという現状があるので、IT業界での仕事が未経験の人を育ててでも雇いたいと業界全体で考えられるようになっています。
そこで、人材不足を補うために、年齢や学歴などを問わずに未経験OKの求人が、新卒も中途採用も増えてきました。
今回は、未経験でIT業界へ転職するための方法を伝授いたしますので、ぜひ今の機会にIT業界へ転職していきましょう。
この記事の内容
IT業界に転職して年収アップした
「IT業界へ転職すると年収が落ちないかが心配です」
「IT業界は未経験だとバイトの研修中みたいに周りの正社員より給料が下がったりするのでしょうか」
IT業界は急速に社会から需要が高まっていますが、一部の人の中には、IT業界は給料が安いというイメージを持って、IT業界への転職を避けているという実態もあります。
実際に、上記のように転職希望者から、年収などを気にした質問を受けることも多々あります。
ですが、IT業界は業界全体で、かなり盛りあがりを見せているので心配いりません。
私の元に訪れた転職希望者には、ITに関する就業経験や、資格を持っていない未経験の人達や、今までITエンジニア、Webエンジニアなどの経験があり、プログラミングの知識をある程度最初から持っている転職希望者。
つまり、未経験でのIT業界への転職希望者や、キャリアアップを狙っている、IT業界経験者である転職希望者がいます。
面白いことに、両者ともに、転職を果たすと、口をそろえるようにして、「年収が上がった」「給料が上がった」と言っている人の方が圧倒的に多いです。
もちろん、それぞれで、IT業界の仕事に関する情報を自分で探すことや、転職エージェントに転職を相談することなど、様々な取り組みをおこなったことも事実です。
ですが、求人の時点から、年収が満足いく額面であり、ボーナスもそれなりの額が出ている会社がほとんどなので、このような結果になっています。
IT業界が盛りあがっている。これはつまり、IT業界に入る報酬も多くなっているということになっています。
報酬が多くなるに連れて、人員が不足すると、企業としては、人員不足を補うために給料をあげるなどの対策が取られるので、現在は、多くの求人が、全体的に給料面が上昇傾向にあります。
20代ならwebエンジニア
「20代がIT業界へ未経験で転職する場合にどのような職種がおすすめでしょうか」
「第二新卒で未経験でのIT業界への転職だと人気の職種はありますか？」
私の元を訪れる転職希望者は、現在のところ、世代的には20代が非常に多くなっているので、第二新卒の転職希望者などに、未経験でIT業界で働く場合の、人気やおすすめの職種を聞かれることがあります。
その際に、私は、Webエンジニアをおすすめすることにしています。
Webエンジニアとは？
インターネットを扱う人が快適に利用するためや、革新的な技術を可能にするための、インターネットブラウザ上で動くアプリケーションを作る人のことを指しています。
アプリケーションとは言っても、Webブラウザ上で動くアプリケーションなので、Webエンジニアが作るのは、スマートフォンのアプリではありません。
Webエンジニアは、人の目に見えているデザインを構築するエンジニア（フロントエンドエンジニア）と、お問い合わせフォームから問い合わせがあった場合に、その問い合わせ内容をメールにてサービス提供者に伝えるような、見に見えない部分を構築していくエンジニア（バックエンドエンジニア/サーバーサイドエンジニア）の2つに分かれています。
どちらも、Webということで仕事や案件が多いので、20代のうちに取り掛かっておくことによって、プログラミングのいろはを学んでいくことができます。
そのため、Webエンジニアを20代で未経験の転職を考えている転職希望者にはおすすめしています。
未経験なら就職サポート付きのプログラミングスクール
「未経験でIT企業にエンジニアとして配属されることに不安があります」
「志望動機に掲載できるほどのIT企業に就職したい理由があまりないので、事前に開発のスキルなどを勉強しておきたいです」
IT企業へ未経験でエンジニアでの転職を希望する人が１番不安を抱えるのは、いくら研修があっても、スキルがないので、周りのエンジニアとの差を埋められるのかというような、スキルがないことに対しての不安です。
Webの知識や、ITの知識などがあっても、いざプログラミングをおこなうとなると、やはりプログラミングのスキルがないと、エンジニアとして戦力になることはできません。
そういった未経験の人達への対策として、プログラミングを事前に学べるプログラミングスクールをおすすめしています。
こういったスクールは、未経験の人がプログラミングを学べるだけではなく、さらに、転職サポートがついているスクールも多くあります。
なので、未経験の人の中で、IT企業に漠然とした理由で転職を希望していて、スキルがない人なども、スキルがついているだけで、企業側としては採用価値が高まるので、未経験であれば、就職サポート付きのプログラミングスクールがおすすめです。
この就職サポート付きのプログラミングスクールの中には、企業と直接提携をしており、未経験の人でも、スクールにさえ通えば、提携企業に直接入社ができるスクールや、就職ができなかった場合に、授業料を全額返金している就職サポート付きのプログラミングスクールもあります。
未経験で、エンジニア志望であれば、こういった就職サポート付きのプログラミングスクールにまずは入学することも、転職への道となるでしょう。
研修制度が整っている企業も
プログラミングのスキルがないと、企業が未経験者を採用しないのか。全くそんなことはありません。
私が就職サポート付きのプログラミングスクールをおすすめした時に、上記のように私に悩みをぶつけてくれた転職希望者もいます。
確かに、就職サポート付きのプログラミングスクールは、10万円以上はするものなので、大きな出費となり、金銭面で難しいという転職希望者は多いでしょう。
ですが、上述した通り、プログラミングのスキルがないと、企業が未経験者を採用しないということはありません。
近年は、企業が研修制度を設けて、未経験者には、プログラミングを入社後に学んでもらうという場も用意されるようになってきました。
そして、多くの企業が、アルバイトのように、研修というような形にするのではなくて、一般社員と同じ待遇のうえでプログラミングを学習するという研修を用意しています。
なので、未経験の場合でも、未経験歓迎のエンジニアを募集しているIT企業への求人に応募するといいでしょう。
アクロスロード株式会社
＼ 未経験からエンジニアを育成 ／
情報系の学校を出ているなら転職エージェント
ここまで、IT系への未経験での転職を考えている人には、就職サポート付きのプログラミングスクールや、研修制度が用意されている企業があることをご紹介しましたが、その他にもおすすめの転職方法があります。
まず、IT業界への勤務が未経験でも、情報系の専門学校や、大学を出ている場合には、プログラミングを学んでいる人は多くいるでしょう。
その場合は、転職エージェントを利用できます。
転職エージェントは、転職サイトとは違い、あくまで、転職希望者の希望や、カウンセリング結果にしたがって転職先を紹介するのみのサービスとなっています。
そのため、未経験で、プログラミングに不安を抱えている人などは、就職サポート付きのプログラミングスクールなどを選ぶのが１番有効ですが、情報系の学校を最初から卒業しているなら、プログラミングを勉強しているので、プログラミングスクールで再度勉強をやり直す必要もありません。
その場合は、給与面などを考慮して求人を検索できたり、面接指導や、応募書類添削などをエージェントがおこなってくれる、転職エージェントを利用するのが最適でしょう。
また、自分の力で求人だけを探したいという場合には、転職サイトで求人を探しまわる事もおすすめです。
この場合も、情報系の学校を出ている人に転職エージェントと同様で、再度プログラミングを学び直す必要がないので、未経験であっても、おすすめです。
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30代なら企画・マーケティング
30代ぐらいの転職希望者になってくると、キャリアアップをおこなうために、現職の仕事をいかすことができる転職先を探す人が多いですが、現状を変えるために、未経験の仕事への転職を希望する人もいます。
30代で未経験でのIT企業への転職を希望した場合でも、遅くはありません。
30代であるならば、どこかの業界である程度働いてきた人が多く、今になって、新しくプログラミングの知識を得ることは難しいので、IT企業で未経験であるならば、今までやってきたことをいかす業種に就くことをおすすめしています。
それは、企画やマーケティングです。IT業界を未経験の場合は、IT業界の外からやってきているので、未経験であるほど、IT業界へ、外から見た提言ができるはずです。
そう行った力を発揮できるのが、企画やマーケティングでしょう。30代でIT業界未経験の場合には、企画やマーケティングがおすすめです。
40代ならIT営業
30代同様に、40代でも現状を変えるために、未経験の仕事への転職を希望する人もいます。
そういった場合人達は、専門職ではなく、営業をおこなってきた人も多くいるので、私は、IT営業をおすすめしています。
今まで営業を経験してきている人達は、様々な商品を取引先に提案してきたかと思います。
特にBtoBで営業をおこなった経験がある人などは、IoTに関連した営業をおこなった経験がある人も多いのではないでしょうか。
IT営業になると、未経験であっても、そういった経験は役に立ちます。
特に、新規事業を立ち上げているベンチャー企業などは、自社の商品を他者に売り込まないと、革新性をアピールすることができないので、IT営業でのスキルが、未経験であっても、IT企業で求められることはあります。
40代ならIT企業で未経験なりの営業をおこなうことを考えられるでしょう。
未経験はJavaを勉強して資格を取るなら基本情報技術者試験
IT企業で働く場合には、未経験であっても、経験者であっても、資格はあまり関係ありません。
どれだけプログラミングの実務がこなせていくのかに尽きてきます。
そこで、未経験であれば、IT企業への転職の準備として、Java言語を勉強しておきましょう。
Javaが一通り扱うことができれば、他の言語にも応用可能であり、Java自体の言語を扱う案件の単価が高いので、「IT企業へ未経験で転職するけれども、転職前にIT企業ということでJavaを学びました」と面接の際に伝えると、評価は高いでしょう。
また、資格はあそこまで重要視されていませんが、未経験でIT企業へ転職する際の面接官の印象をあげるためには有効でしょう。
入社後にある程度の知識がついているので、研修に省ける部分が出てくるからです。
そこで、IT企業へ未経験で転職する人が仮に資格を取るならば、基本情報技術者試験をおすすめしておきます。
ただ、未経験ではない人がIT企業へ転職する場合には資格は重要視されないことも覚えておきましょう。
未経験でのIT企業への正社員での転職は叶えることができる！
未経験でIT企業へ転職することは、非常におすすめです。
特に、女性は、現在の働き方改革で、結婚後の産休を取得した場合でも、室内でできる仕事であり、復職後もそのまま在宅勤務も可能となる企業が多いので、IT企業へ未経験で転職する場合でもおすすめできます。
そして、IT業界は、知識さえあれば、他の企業へ転職しても使えるので、転職を今後こなす際にも有効なスキルとなります。
今の機会にぜひIT業界への転職を未経験でも考えておきましょう。
