数ある職種の中でも限られた人しかなることができない薬剤師。
「求人の数もあまり多くなく、転職したいと思ってもなかなか踏み切れない・・・」という人もいると思います。
実際に薬剤師の転職先は、他の業界に比べて求人数が少なく限りがあります。
そのため、求人サイトは様々な求人を扱っている総合転職サイトよりも、薬剤師の転職に特化した「薬剤師専門の求人サイト」を利用するのがおすすめです。
そこで今回は、転職を考えている薬剤師におすすめの薬剤師求人に特化した転職サイトについてまとめました。
この記事では、転職サイトの選び方、希望の勤務先別の特徴、収入の増やし方などをご紹介しています。
薬剤師として理想通りの転職をする方法や、おすすめの転職サイトが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
希望条件に合った薬剤師転職サイトの選び方
薬剤師が転職活動をする際、まずは希望する条件を明確にすることが大切です。
つまり「何を叶えたくて転職するか」ということです。
自身の希望に応じて、勤務先を選択する必要があります。 薬剤師の勤務先は大きく5つ。
- 病院
- 調剤薬局
- ドラッグストア
- 企業薬剤師
- 派遣薬剤師
それぞれ業務内容や勤務時間、忙しさなどが異なるため、特徴を知った上で転職活動をすることが大切になります。
勤務先の特徴を知り、自身の希望を明確にしたうえで、自分が転職したいと考える勤務先の求人に強みを持つ転職サイトに登録することが重要になるのです。
まずは転職サイトを選択する前に、チェックしておきたい「転職時に何を希望するのか」という点について、よくある希望条件をご紹介していきましょう。
今よりも収入をあげたい
今よりも収入をあげたい場合の転職先としては、製薬会社 • ドラッグストア • 調剤薬局(地方)などが考えられます。
「製薬会社」は、薬剤師としての勤務先の中で最も収入がいいとされます。
「ドラッグストア」は、収入が良く安定しているのが特徴ですが、薬剤師として勤務してもレジ打ちや品出しなど、幅広い業務を担当するため、病院や調剤薬局勤務よりも忙しく、土日の休みが取りにくくなります。
また「調剤薬局」は、都市部よりも地方の方が収入は良い傾向が。 一方で、地方は薬剤師の絶対数が都市部よりも少ないので、仕事量が多く、休みが取りにくいという特徴があります。
薬剤師として年収をあげたいのであれば、後述の「年収・時給をあげるためには?」もあわせてご覧ください。
人間関係をリセットしたい
薬剤師は営業などの職種に比べると人数が少なく、限られた人間関係の中で働くことが多いです。
そのため、人間関係に悩んで転職を希望する薬剤師も少ないでしょう。
ドラッグストアなど、店舗数の多い企業に勤めている場合は、異動で人間関係が改善することがありますが、調剤薬局や病院はそもそも異動がないことも。
その場合、人間関係をリセットしようとすると転職するしかありません。
「人間関係はダメだったけど、調剤薬局や病院に勤めるのは嫌いじゃない」という人は、別の調剤薬局や、慢性期病院に転職するのがおすすめ。
急性期病院は、チーム医療のため医師や看護師など他職種との人間関係に悩む人も多いです。
それは、様々な症状の患者さんを対応するという性質から、チーム内でピリピリしている人もいて、つい言い方がきつくなりがちだから。
一方で、小規模なクリニックなど、症状が安定している患者さんが多い慢性期病院は勤務している人の数も少なく、ピリピリした雰囲気になることが少ないため、人間関係が改善される可能性があります。
残業・拘束時間を短くしたい
薬剤師は、勤務先によって拘束時間が変わってきます。
一般的に調剤薬局の勤務時間は長く、ドラッグストアは短いとは言われます。
ただ、薬剤師の数が多い調剤薬局であれば勤務時間が短くなるかもしれませんし、ドラッグストアでも店舗に唯一の薬剤師なら勤務時間が長くなる可能性もあるので、一概には言えません。
また急性期病院は、夜勤や急な呼び出しがあると拘束時間が不規則だったり、長かったりする傾向があります。
それに対し、慢性期病院は症状が安定した患者さんが多いため処方もある程度決まっており、勤務時間も安定している傾向があります。
夜勤や残業もありません。 「拘束時間を短くするためなら収入が多少減ってもいい」という考え方の人も多いと思いますので、ライフワークバランスを考えるのであれば、転職先の拘束時間がどのくらいなのかを事前にチェックすることが必須と言えます。
ここまでは転職サイトの選び方についてご紹介してきましたが、次は希望する勤務先別におすすめの転職サイトをご紹介します。
調剤薬局の転職おすすめサイト
調剤薬局へ転職したい薬剤師向けのおすすめサイトをご紹介していきます。
薬キャリ
薬キャリは、SONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイト。
もともと医療業界に特化したビジネスをしていたため、病院や医療施設では圧倒的知名度があります。
その知名度を活かして、求人数の多さ、転職事情に強いのが魅力。 調剤薬局への転職に強く、薬剤師業界1位を誇る転職サイトになっています。
マイナビ薬剤師
マイナビが運営する転職サイト全般の特徴でもあるのですが、転職希望者との面談に力を入れており、フォローやサポートが充実しているのが特徴。
調剤薬局の求人が多く、全国に支店があるため、地方の薬剤師の方にもおすすめです。
ファルマスタッフ
薬剤師専門の転職サイトの中でも求人の量、質は業界トップレベルで、調剤薬局、病院、ドラックストアと幅広い求人を取り扱っています。
面接が不安な方に好評の「面接同行サービス」が特徴で、「初めての転職で面接が不安・・・」という人に特におすすめです。
病院・クリニックの転職おすすめサイト
病院やクリニックに転職したい薬剤師向けのおすすめサイトをご紹介していきましょう。
薬キャリ
調剤薬局だけでなく病院薬剤師の転職にも強く、他社では公開していないような独占求人を多く抱えているため、登録しておくべきサイトと言えます。
マイナビ薬剤師
病院薬剤師の求人数は薬キャリ、リクナビと比較するとやや少ない印象ですが、転職のフォローとサポート力は二社を上回っています。
初めての転職で不安という人には、特におすすめしたいサイトです。
リクナビ薬剤師
転職決定までのスピード、内定決定力に特徴があります。 業界トップクラスの求人数で、75%以上が非公開求人。
他社では見ないような珍しい求人もあるため、登録しておいて損は無い転職サイトです。
薬剤師の求人の中でも高収入な求人が多いため、年収アップを優先して転職を考えている人におすすめです。
ドラッグストアの転職おすすめサイト
ドラッグストアへの転職を考えている薬剤師向けのおすすめサイトをご紹介します。
マイナビ薬剤師
そのため、当然ドラッグストアの求人も多く取り扱っておりドラッグストアへの転職を希望する人は登録すべき転職サイトと言えます。
ファルマスタッフ
ただ同時にドラッグストアの求人に強い転職サイトでもあります。
ドラッグストアへの転職を希望している人は、必ず登録しておきましょう。
薬キャリ
ドラッグストアの求人はマイナビ薬剤師、ファルマスタッフが一歩リードしていますが、業界最大手の薬剤師転職サイトなので、ドラッグストアへの転職を希望する人も、とりあえず登録しておくべき転職サイトです。
企業の転職おすすめサイト
企業薬剤師の求人は、他の業種の求人に比べて求人数が少なめです。
そのため、転職難易度は比較的高い傾向が。 早い段階で転職をしたい人は、企業薬剤師の求人と同時に調剤薬局、病院、ドラッグストアの求人も合わせて見ておくことをおすすめします。
リクナビ薬剤師
その知名度と、トップクラスの求人数は薬剤師の転職サイトの中でも随一です。
そのため、年収の高い企業薬剤師の求人を多く取り扱っており、企業薬剤師への就職を希望するのであればまず登録するべき転職サイトです。
アンサーズ
職種は臨床開発、MR、研究職など、製薬に関する様々な職種の求人があります。
製薬企業のほか、医療機器メーカーなどの求人も取り扱っているため、今までとは違った働き方をしたいと考えている方におすすめです。
派遣薬剤師の転職おすすめサイト
いままでは社員前提の転職サイトをご紹介してきましたが、派遣薬剤師として働きたい人向けにおすすめのサイトをご紹介していきます。
ファルメイト
地方での求人は少なめですが、関東・関西圏では最低時給2,800円を保証しており、求人の質の高さに定評があります。
コンサルタントのサポート品質も高く、丁寧にフォローしてくれるので、初めて派遣薬剤師として働こうと考えている人には、おすすめの派遣会社になっています。
薬キャリ
また、都市部だけでなく地方の求人が多数あるのも特徴的。
福利厚生が最も充実しているので、派遣薬剤師として働きたいと考えている人は登録しておくべきサイトです。
年収・時給を上げるためには?
高収入の業種に転職する
薬剤師の仕事は、 • 製薬業界 • ドラッグストア • 地方薬局 の順に年収が良いと言われます。
製薬業界は、採用ハードルが非常に高いので、転職成功率は下がりますが、圧倒的な年収の高さを誇ります。
ドラッグストアは、仕事が忙しくなる傾向がありますが、その分年収は高めになります。
レジ打ちや品出しなど薬剤師以外の業務が発生しますし、OTC(一般医薬品)や日用品など取り扱う商品が多かったり、土日も休みが取りづらくなったりするので、ワークライフバランスは比較的取りにくいかもしれません。
地方薬局は、ひとり薬剤師になる可能性が高いため、休みが取りにくくなることもありますが、薬剤師不足から高給での求人が出ていることが多く年収アップが望めます。
転職エージェントを活用する
業種によって年収の高低に差はありますが、とはいえ求人によってさまざまなのが実情。
そのため年収や働き方についての詳細な情報は、転職エージェントを利用して、事前に情報集めをしっかりすることをおすすめします。
転職エージェントは、紹介先の求人に対しての深い理解と、現場から得た生の情報があるので、公開されている情報以上の詳しい情報を持っています。
また「いまの自分の実績や経験でどのくらいの年収を望めるのか」ということも、プロの視点からアドバイスを受けることも可能。
高待遇の転職を目指したいなら、転職エージェントに自分の希望をはっきりと伝えたうえで、情報収集に注力することが賢い方法と言えます。
管理薬剤師になる
薬剤師として3年ほど経験を積むことで「管理薬剤師」になることができます。
管理薬剤師になれば手当がつくため、その分収入があがります。
ただ、管理薬剤師は任命されてなるものなので、すでに管理薬剤師がいる場合は3年経ったとしても難しいでしょう。
今の勤務先で管理薬剤師になりたいのであれば、すでにいる管理薬剤師が退職、転職するか、あるいは自分が転職するしかありません。
「管理薬剤師になりたい」という思いをきっかけに、転職を目指すのもいいでしょう。
ただ、管理薬剤師は普通の会社で言う管理職の立場なので、残業代が支給されなかったり、副業ができなかったりというデメリットもあるので注意が必要です。
比較するためにも転職サイトは複数登録しよう
薬キャリ:調剤薬局、病院
マイナビ薬剤師:調剤薬局、ドラッグストア
リクナビ転職:病院、企業薬剤師
そのため、どれか1つの転職サイトに絞って転職活動をするのではなく、複数の転職サイトに登録して求人の内容を比較することがポイント。
複数の転職サイトに登録することで、
求人内容を比較できる
仕事内容、待遇を比較できる
それぞれのエージェントからアドバイスをもらえる
といったメリットが得られます。
せっかく転職するなら、より良い待遇で自分のやりたい仕事に就きたいですよね。
そのためにも、複数の転職サイトに登録して転職を成功させる確率をあげましょう。
まとめ・薬剤師転職で失敗しないために転職サイトをしっかり見極めよう!
ここまでのポイントをまとめると、
ポイント
- 転職サイトによって得意な求人が違う!
- 収入アップや仕事内容など、希望条件によって選ぶべき転職サイトも変わる!
- 転職サイトは複数登録して比較しよう!
ということになります。
薬剤師の転職は、他の業界に比べて求人数も少なく限られています。
だからこそ複数の転職サイトに登録して比較しながら、情報を集めることが大切です。
薬剤師の転職を考えている方はこの記事を参考にしていただき、ぜひ納得のいく転職を成功させてください。