LINEは、利用者の多さと知名度が高いことから、転職先としても人気で倍率が高い企業です。
LINEへの転職は狭き門。転職希望者が多いため、採用をゲットするのはそう簡単ではありません。
LINEへの転職を実現するためには、面接前にLINEという会社はどんなところなのかを知っておく必要があります。
そこで今回は、LINEへの就職・転職を成功したい方向けに、企業情報を徹底リサーチしました。
LINEの企業情報のほか、年収相場、実際に会社員として働いている人の口コミ・評判についてもまとめています。
面接を受ける前に知っておくべき内容をたくさんご紹介していますので、LINEへの転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。
LINEとはどんな会社なのか?
LINEは、ご存知の通り、コミュニケーションアプリを展開している会社です。
日本国内で一番使われているSNSアプリとしても知られており、無料でメッセージのやりとりや通話、ビデオ通話まで利用できます。
1対1でのやりとりはもちろんのこと、メンバーを指定したグループチャットでメッセージの送受信をすることも可能です。
LINEは常に新しい事業を展開しているため、SNS以外にもさまざまな事業に行っています。
現在、LINEが展開しているサービスは以下のようなものがあります。
・コミュニケーションアプリ(LINE)
・LINEpay(電子マネー)
・LINEモバイル(格安スマホ)
・LINEゲーム
・LINEスタンプ
・LINEデリマ(宅配)
・LINEクーポン
・LINEトラベル
・LINE MUSIC
・LINE LIVE
・LINE NEWS
・LINEスマート投資
・LINEほけん
・LINE証券
・LINEショッピング
・LINE家計簿
・LINEマンガ
・LINEバイト(求人サービス)
・LINEトラベルjp(旅行サービス) など
これらのサービスは、すべて「LINEアプリ」から簡単に利用することが可能です。
ゲームなどのサービスは別途アプリの取得が必要になる場合おありますが、登録や利用も手軽で簡単。アカウントを作成するだけで誰でも利用できます。
こういったLINEが提供するサービス数はどんどん増えており、LINEは今後の成長にも期待できる企業なのです。
LINEの企業情報
LINEでは、「MISSION、LINE、STYLE、CODE」の関係を掲げています。
LINEが掲げている“ミッション”は、「世界中の人と人、人と情報・サービスの距離を縮めること」です。
社名 |
LINE株式会社 |
業種 |
情報、通信業 |
所在地 |
〈新宿オフィス〉 〒160-0022 東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー23階 |
設立 |
2000年9月4日 ハンゲームジャパン株式会社設立後、2003 年8月にNHN Japanに商号変更 |
資本金 |
96,448百万円(2016年6月末) |
上場市場 |
東京証券取引所 市場第一部 ニューヨーク証券取引場 |
取締役 |
代表取締役社長:出澤 剛 代表取締役:慎 ジュンホ 取締役:舛田 淳 取締役:黄 仁埈 取締役(非常勤):李 海珍 取締役(社外):國廣 正 取締役(社外):小高 功嗣 取締役(社外):鳩山 玲人 |
社員数 |
2,269名(2049年4月末) |
経営理念
2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に生まれたサービス「LINE」は、今やアジア地域全体で利用されている、重要なコミュニケーションツールとなっています。
今後は、LINEをさらにスマートポータル化を図り、1人1人のユーザーニーズに応えていけるよう、進化させていくとしています。
採用情報
LINEでは、LINEが行っているサービスを集中して運営していくために、職種や業種が幅広く分けられています。
職種は全部で5つ、JOBUNITの数は全部で29もあり、ジャンルごとに専門的な業務が取り組める環境です。
LINEの職種、JOBUNITを以下にまとめました。
職種 |
JOB UNIT |
技術職 |
ソフトウェアエンジニア |
フロントエンドエンジニア |
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QA(品質管理) |
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インフラエンジニア |
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セキュリティエンジニア |
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ITサポート |
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デザイン職 |
UIデザイン |
イラストレーション |
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ブランドデザイン |
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ゲームアーティスト |
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サービス企画職 |
サービス企画 |
運営企画 |
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ゲームプランナー |
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エディター |
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ビジネス企画職 |
事業開発 |
ゲーム事業開発 |
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マーケティングコミュニケーション |
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企画営業 |
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法人商品企画 |
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ビジネスサポート職 |
法務 |
情報セキュリティ |
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財務経理 |
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購買 |
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翻訳通訳 |
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HR |
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コーポレーとコミュニケーション |
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内部監査 |
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知財 |
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業務管理 |
職種ごとにJOBUNITが細かく分かれていることから、LINEではさまざまな仕事にチャレンジできる環境が整っているとも言えます。
また、英語力などの自分の強みを生かした仕事ができることも、LINEの魅力です。
しかし、どの職種も常に求人が出ているとは限りません。
現在募集している職種については、LINEの公式HPの「採用情報」の“募集職種一覧”から確認できます。
また、LINEでは、東京と福岡でエンジニア採用イベントを定期的に行っているので、そちらもあわせてチェックしておきましょう。
年収相場
LINEへの転職希望者が多いのは、他社と比べて年収が高めであることも1つの理由です。
LINEで働いている社員の年齢層は比較的若く、20~30代の社員が多いのですが、最低でも年収500万以上となっています。
LINEの年収相場を、年度別、職種別にまとめました。
LINEの年収相場
年度別年収相場
平成27年度 |
平成28年度 |
平成29年度 |
769万円 |
743万円 |
716万円 |
職種別年収相場
アートディレクター |
250~330万円程度 |
ディレクター |
350~400万円程度 |
プログラマー |
570~600万円程度 |
SE・マネージャー |
600万円程度 |
営業マネージャー |
600~900万円程度 |
LINEの年収がこれだけ年収が高いのは、2016年に大型上場を行っていること、さらにはニューヨーク取引所でも上昇を行っていることが影響しています。
設立してまだ間もない会社ではありますが、新事業をどんどん立ち上げ、利益を上昇させていることも、年収相場が高い理由と言えるのではないでしょうか。
ただし、LINEで働く人の雇用形態は、必ずしも正社員とは限りません。
派遣社員や契約社員、バイト契約で働いている人も多いため、あくまでも年収相場は一例です。
雇用契約によっても年収や給料は変動するので、LINEへ転職をする場合、「安定した正社員になれるかどうか」も重要なポイントとなります。
福利厚生
転職先を決めるにあたって、「福利厚生が充実しているかどうか」も重要な決め手です。
LINEの福利厚生は、社員が健康で働けるようならサポートがいくつか用意されています。
LINEの福利厚生で受けらえるサービスを以下にまとめました。
心身・健康 |
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チームワーク |
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人材多様な働き方 |
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自由な働き方 |
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家族サポート |
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成長サポート |
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インフルエンザの予防接種サポートや育児休業取得など、一般的な会社にもみられる福利厚生があります。
また、LINEは韓国の企業を親会社としているIT企業ということもあり、国籍関係なく多くの人材が活躍できるような福利厚生も整っている印象です。
ベンチャー企業だからこそと思うような、「朝食無料」や「マッサージ師の常駐」などの、珍しいサポートも用意されています。
ただし、「住宅手当」や「扶養手当」など、生活を支える大きな待遇がありません。
さらに、大企業には多い「退職金」LINEにはありませんので、将来的な不安があるという点は大きな不安要素となっているようです。
これらの福利厚生のある会社からLINEへ転職した場合は、手取りが増えても手元に残るお金が変わらない場合もありますので注意しましょう。
仕事のやりがい
ユーザー数も多く、さまざまな事業を展開しているLINEは、当然仕事量が多いため多忙です。
残業も多く、1人あたりの業務量も膨大なため、転職してすぐに多くの仕事を任されることが少なくありません。
しかし、その分早くスキルアップが望めますし、いろいろな仕事に挑戦できることもLINEならではの魅力です。
また、入社年数や年齢関係なく、使える意見はどんどん採用されるので、意欲を持って仕事に取り組めば自分の考えがLINENサービスや新事業に反映される場合もあります。
LINEは多くの人が利用するツールですから、自分のイメージや意見が日本中のユーザーに使ってもらえる可能性もゼロではないのです。
大企業ではなかなか採用されない個人の意見も、LINEでは最大限に尊重してくれるため、LINEという会社に入りながら個人として戦っていけることも、LINEだからできるやりがいのある仕事と言えます。
LINEには育成期間がほとんどなく、自分が持ち合わせている以上のスキルが必要な仕事も処理していかなければならない厳しい環境ではありますが、インパクトが与えられる仕事ができることもLINEだからこその利点です。
会社の雰囲気
LINEは、正社員のほか、契約社員や派遣社員などさまざまな雇用形態の人が勤務していることから、どうしても社員の立場が強めになってしまう部分があります。
もちろん、ステップアップについては雇用形態関係なく平等にチャンスが与えられるのですが、正社員という優性な雇用形態から、圧が強く感じる場合もあるようです。
また、LINEには日本人だけでなく、さまざま国籍の人が働いているため、ゴミの捨て方や考え方などの違いから、汚れが目立つ場所もちらほら見受けられます。
ただし、LINEは年功序列ではないため、風通しがよく、派遣社員や契約社員の意見も聞いて、使えるようであればきちんと採用してくれます。
社員専用のカフェの併設や、同期会の費用を負担してくれるなど、社員同士のコミュニケーションサポートが手厚いので、社員同士の関係は良好です。
評判・口コミ
LINEへの転職を判断するには、実際に働いていた人からの評判や口コミを参考にすることも大切です。
LINE社員の口コミは「生きた情報」ですから、LINEのHPや求人情報では知りえない社風や、給与の実業などの情報をゲットできる場合があります。
LINE社員の意見や評判、口コミを以下にまとめました。
働いた分だけ給与に反映してくれる会社
自分が休まなければ、残業代もしっかりつくし、毎月手取りは満足いく収入を得ていたので、不満はないです。
働いた分はしっかり給与として評価してくれる分、稼ぎたい人にも向いています。
残業が多い分稼げる。休憩スペースやカフェも併設
残業が毎月100時間あって稼げる。
仕事がしたければたくさんあるので困らない。
朝食貰える。
カフェがあってマンゴーソイラテ100円で飲める。
たまにキャラクターグッズ売れ残りがタダで貰える。
横に寝っ転がれるスペースがあるけど結構人気。仕事量が多い分、残業が多めではありますが、稼げる環境が整っているのは年収UPを目指す人いとってうれしいポイントです。
また、低価格で商品が購入できるカフェや、一般企業にはなかなかないリラックススペースがあります。
雇用契約・年齢問わず、キャリアアップできるチャンスがある
年齢や経歴を問わずチャンスを与えられる機会は多く、正社員でなく、アルバイトや派遣、契約社員にも同等にチャンスとチャレンジする場が与えられる。向上心さえあればステップアップする機会は多く用意されている。
LINEは、いわゆる「年功序列」がさほど強くありません。
正社員だけでなく、契約社員・派遣社員などさまざまな雇用契約で働いている人がいます。
ですが、LINEではこういった雇用契約や年齢は問わず、やる気と向上心があれば、すべての社員へ平等に給料アップやスキルアップできるチャンスがあるのです。
中途社員もスキルを活かして活躍できる
中途社員が多く、能力に見合えば入社時に提示した金額がほぼ設定されます。
自身がどの分野でどう活躍できるかをきちんと認識してアピールをすれば、目標値として設定をしてくれ、その分の内容でいただけると思います。LINEでは、中途社員でも能力次第でしっかり評価してもらえます。
LINEに転職希望が集まるのは、中途入社で活躍できる場が整っているという点も理由の1つなのです。
やる気次第でのし上がっていける
チャレンジ歓迎の気風を感じる。やる気と実力があれば自分でいくらでも仕事の幅、ジャンルを開拓していけるだろうことが、先輩たちのキャリアから見受けられる正社員限定で社内公募もある
やる気次第で、どんどんのし上がっていけるのもLINEの魅力。
LINEは新しいジャンルをどんどん開拓していく企業ですから、チャレンジ精神旺盛な人はどんどん力を発揮できます。
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楽天へ転職成功のために面接前に知っておくべき情報
楽天市場や楽天カード、楽天トラベルなど、日本のEC事業において、最大手を走り続けている「楽天」。 2005年に「東北楽天ゴールデンイーグルス」を創立したことから、野球のイメージが強い方もいるでしょう。 ...
LINEへ転職でおすすめの転職エージェント
LINEへの転職を目指すには、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントは、提出書類の添削や面接対策などの手厚い転職サポートを無料で受けられるため、内定率がぐっと上がります。
さらに、求人数の多い転職エージェントは、LINEの求人を掲載している可能性も高いメリットもあるのです。
「リクルートエージェント」「パソナキャリア」「doda」の3社は、求人数も多く、キャリアアドバイザーのサポート力も高いので、LINEへの転職を志望する方に最適の転職エージェントと言えます。
各社の特徴や強みをそれぞれまとめました。
リクルートエージェント
派遣や求人などさまざまな事業を行うリクルートグループが運営していることから、安心感や信頼度が高いこともリクルートエージェントの強みとなっています。
リクルートエージェントをおすすめする理由
- 「非公開求人」が20万件以上ある
- 求人情報では知りえない、社風や職場の雰囲気などの情報を提供してもらえる
- 自分に強みやキャリアを明確にし、転職に活かせるようサポートしてもらえる
- 提出課題の添削や面接対策が充実している
リクルートエージェントには、他求人媒体では閲覧することができない「非公開求人」が20万件以上あります。
この非公開求人は、転職サイトや求人誌などに掲載されていない、いわゆる“独占求人”です。
事業戦略上の都合から一般公開できないという理由で非公開求人となるケースが多く、即戦力となる人材やキャリアを持ち合わせている人材を効率的に探すことを目的としている傾向にあります。
しかし非公開求人には、給料や会社での立場が高い求人がたくさんあるため、スキルアップや年収を上げたい人にも向いているのです。
さらに、転職先として人気の高い企業も求人への転職実績も豊富なため、LINEへ転職できるチャンスをつかめる可能性も高まります。
また、求人情報を見るだけでは把握できない、社風や社員・オフィスの雰囲気、福利厚生、働きやすさなどの細かい情報も、リクルートグループのネットワークを生かして豊富に持ち合わせています。
LINEに入社した後のことを想定しながら転職活動を行えるのは、リクルートエージェントならではの強みです。
面接対策や課題提出のサポートしてもらえるので、LINEへの採用を勝ち取りたいと強く希望している方は、ぜひ登録しておきましょう。
パソナキャリア
現在まで約25万人もの転職をサポートしてきた実績があり、求人数、取引実績企業数ともにトップを誇っています。
2019年「オリコン顧客満足度調査」では、数多くの転職エージェントを差し置いて堂々の1位に輝き、実績だけでなく信頼度も高いことが大きな魅力です。
パソナキャリアをおすすめする理由
- 掲載している求人の8割が非公開求人
- 提出書類の添削・面接対策など、マンツーマンでの転職サポートが手厚く丁寧
- 面接日の調整から給与交渉、退職についてもフォローしてもらえる
- それぞれの業界に詳しい専任のキャリアアドバイザーがいる
パソナキャリアでは30,000件以上の求人を掲載していますが、そのうち8割が非公開求人です。
LINEの求人に出会えるチャンスが高いことはもちろん、自分のスキルを活かせる仕事やキャリアアップに繋がる転職ができる可能性も上がります。
さらに、提出書類の添削や企業情報を駆使した面接対策を手厚くサポートしてくれるのも、パソナキャリアの大きな強み。
書類選考、面接通過率が非常に高く、転職を希望する企業への転職活動を有利に進められるよう導いてもらえます。
LINEは転職希望者が多い人気企業ですから、LINEの採用傾向を熟知しているキャリアアドバイザーからサポートを受けられるのは、内定を勝ち取りたい人にとってかなり心強いです。
また、パソナキャリアでは面接日の調整のほか、自分では言いづらい給与の交渉や退社日の調整もお願いできます。
doda
求人数は140,000件以上と膨大で、うち半分は非公開求人となっています。
20代~30代の年齢が若い転職希望者の利用が多く、急成長中を遂げているベンチャー企業の求人も多く掲載しているのもdodaならではの魅力です。
dodaをおすすめする理由
- 転職先に入社後も、キャリアアドバイザーからサポートを受けられる
- 転職セミナーやフェアなどのイベントが豊富
- 転職サポートが丁寧で、レスポンスが迅速
dodaは、希望の企業へ無事転職をした後も、キャリアアドバイザーからサポートを受けられる「フォローアップ制度」を導入しています。
この制度により、入社後に感じた不満や勤務条件についても相談できるので安心です。
キャリアアドバイザーは連絡が密でレスポンスも速いので、dodaなら「思うように転職活動が進まない」といった心配もありません。
また、dodaでは全国各地で転職フェアやセミナーを開催しています。
こういったフェアやセミナーでは、企業の採用担当者や人事部の社員と直接お話ができる絶好のチャンスです。
受かる転職活動の進め方や、面接対策に特化したセミナーなども多数開催しているので、LINEへの採用率を上げるチャンスにもなります。
これらの転職エージェントは1つに絞らず、2~3社掛け持ちで利用することで、よりLINEへの転職率を成功できる確率が上がります。
しかし、同じ求人が別の転職エージェントにも掲載している場合は、注意が必要です。
複数の転職エージェントから同じ求人に応募すると、採用担当者に不信感を与えかねませんので、転職をしたい企業が決まっているのであれば、どれか1つの転職エージェントからの応募に限定しましょう。
まだ転職する時期ではない場合は転職サイトがおすすめ
「転職はしたいと思っているけど、今すぐ転職はできない…。」というあなたには転職サイトの登録をおすすめします。
転職サイトでLINEの求人が出たら通知が来るように設定すると、最新の求人情報を常にチェックすることができます。
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