看護師として転職する際、転職サイトを利用することが多いと思います。
しかし、ネットランキングで上位の転職サイトを利用しても、希望の求人をなかなか紹介してもらえないこともありますよね。
そこで今回は、どうすれば看護師の方が希望の求人を紹介してもらえるかに着目し、おすすめ転職サイトなどについて詳しく解説していきたいと思います。
この記事を読めば、自分に合った転職サイトを見つけることができるようになるはずです。
できるだけシンプルに分かりやすく書いたので、この記事を読んで転職サイトをうまく活用し、希望の求人を紹介してもらえるようにしていきましょう。
看護師で転職するならおすすめしたい転職サイトランキング!
そこで、単に多くの求人を持っているだけではなく、それを的確に紹介してくれるサポート力やサービスがあることが重要になります。
この点に着目して、看護師が転職する際におすすめしたい転職サイトをランキングにしました。
第5位 看護roo!(看護ルー)
- 利用者満足度が「96.2%」
- 福利厚生が充実した求人が豊富
- 求人数は、首都圏、関西、東海を中心に約「3万7千件」
転職サイトの「看護roo!」は、利用者に回答してもらったアンケートで利用者満足度96.2%という満足度の高いナース専用の転職サイト。年間約2万人から選ばれている実績のあるサイトです。
運営会社は、東証一部上場企業の総合人材サービス会社である株式会社クイック。
1980年創業という歴史のある会社で、安心して利用できます。
転職についての相談は、看護師専門のコンサルタントが丁寧に対応してくれますし、情報収集のみや、半年以上先の転職でも快く受け付けてくれます。
求人検索もしやすく、担当業務の選択肢が多いのが特徴。希望する担当業務から細かな検索を行うことが可能になっています。
第4位 ナースではたらこ
- 働きたい病院を逆指名できる業界初の転職サイト
- 「あんしんサポート窓口」が設置されていて、担当に言いづらいことも相談できる
- 求人数は、全国で約「9万件」
2015年の楽天リサーチの調査で「看護師さん満足度No.1」になった「ナースではたらこ」もおすすめのサイトです。
看護師専門のキャリア・アドバイザーが対応し、年収、残業、有給など聞きづらいことも代わりに聞いてくれます。
また、サポート窓口を設置しており、「キャリア・アドバイザーを変えてほしい」などの相談がしやすい点もうれしいです。
特徴的なのは、病院の逆指名というシステムを採用していること。
逆指名とは、求人に出ていない医療機関であっても、「あの病院に応募したい」などと相談をすれば、キャリア・アドバイザーが募集状況や待遇などを聞いてくれるというものです。
運営会社は、「はたらこねっと」や「バイトル」で有名なディップ株式会社。
名の知れた会社が運営していることからも、信頼がおける転職サイトと言えるでしょう。
検索性も高く、トップ画面に豊富な検索条件が揃っています。
例えば、都道府県のエリアから検索可能なのはもちろん、求人案件が多い人気のエリアを選択し、検索をすることも可能。
また、勤務形態、施設形態、診療科目、担当業務など、細かい条件を指定した検索が、すべてトップ画面でできる仕様になっています。
第3位 ナース人材バンク
- 競合サイトの中でもトップクラスの求人数を誇る
- 地域密着の看護師専門キャリアパートナーによるしっかりとしたサポート
- 求人数は、全国で約「17万件」
ナース人材バンクはキャリアパートナーが、看護師専門、地域専任であることを強みに掲げています。
そのため、地域の医療機関の募集状況を熟知しており、最適な求人を紹介してもらえます。
またエリアとしては全国の求人紹介が可能で、紹介先も病院からクリニック、訪問看護など様々な種類の求人について、キャリアパートナーに相談することができます。
利用した看護師さんの口コミからも、サービスやキャリアパートナーに対する評価が高いものが多いので、利用しておいて損はないサイトです。
詳細な条件選択をして検索することができますが、やや検索しにくい印象も。
トップ画面から詳細な条件選択ができず、都道府県と人気の市区町村、そしてフリーワード検索のみとなっています。
また、都道府県を選択後も、詳細な検索条件の画面はでてこないため、さらに「条件を追加して絞り込む」を選択する必要があります。
慣れれば問題ないレベルだとは思いますが、すぐに条件を選択して希望求人を探したい人にとっては、やや使いにくさは感じるかもしれません。
第2位 看護のお仕事
- 紹介先のリアルな情報が知ることができる
- サービス満足度、アドバイザー対応満足度で1位の実績
- 求人数は、全国で約「12万件」
有名な転職サイトですが、丁寧なサービスを売りにしています。
具体的には、アドバイザーが「看護師長がどんな人か」「職場の年齢層」「子育てナースへの理解度」など、紹介する職場のリアルな情報を提供してくれます。
実際に入職した方や職場へヒアリングすることによって、こうしたリアルで確かな情報を入手できるのです。
また登録した看護師の口コミも、丁寧なサービスを評価するものが多いです。
2013年に調査会社の株式会社ネオマーケティングの調査で「サービス満足度」「アドバイザーの対応満足度」で1位になったこともあり、信頼のおけるサイトと言えるでしょう。
求人検索もしやすく、トップ画面から詳細な条件を選択することが可能です。
雇用形態、フリーワード、都道府県、エリア選択、職種などを選択し、素早く希望求人を探せます。
また「人気市区町村の看護師求人」という項目があり、地域に密着した視点から検索を行うことも可能です。
第1位 マイナビ看護師
- 大手マイナビの運営なので、独自求人が多い
- 「月収40万円以上」「残業ほぼ無し」などの高待遇の求人が盛りだくさん
- 求人数は、全国で約「5万件」
言わずと知れた大手人材総合サービス会社「マイナビ」が運営する転職サイトで、独自求人が多いのが大きな強みです。
例えば、キャリアアドバイザーが病院を訪問し、院内の雰囲気や看護師長の人柄、産休・有給の取得実績や看護体制までしっかり確認して、紹介先のことを隅々まで教えてくれます。
また、最新の求人募集情報を確認していますので「登録に行ったら求人が無かった」ということも極力減らすことができて、とても効率的です。
転職を考える看護師が理想の職場にスムーズに入職できるよう、キャリアアドバイザーが最大限のサポートをしてくれるのが、最大の魅力でしょう。
利用者からの口コミでも「親身に対応してくれた」「自分に合った職場を紹介してくれた」と多くの高評価を得ています。
さらにマイナビ看護師は、「職業紹介優良事業者」認定を取得しています。職業紹介優良事業者とはざっくりいうと「厳しい基準を満たし、厚生労働省が優良であると認定した」というもの。
数多くの転職サイトがあり、いずれも良い求人を持っている旨をアピールしていますが、国が優良認定しているものは多くはありません。
これはつまり「サービス体制について、国家によって客観的に高い評価がされている」ということなので、安心して利用できるサイトということの証明になります。
また検索性も抜群で求人検索のトップ画面から、詳細な求人検索を行うことが可能となっています。
勤務形態、資格、施設形態、勤務地等を選択し、希望の求人を素早く検索することができますし、介護・福祉施設の求人も多く取り扱っています。
看護師特化型サイトの特徴
そのため、看護師特化型サイトは担当するキャリアアドバイザーによって、希望している求人に出会えるかどうかが決まってきます。
相談する看護師と同様に、相談にのるキャリアアドバイザーにも専門性が要求されるのです。
また、転職サイトに登録した後は、履歴書、職務経歴書、求人紹介、面接の調整など、基本的にすべてのサポートを、担当のキャリアアドバイザーが行います。
つまり、キャリアアドバイザーの経験や実績、そして信頼関係がとても大切になるということですね。
他の転職サイトよりも、輪をかけてキャリアアドバイザーの力量が重要になってきますので、担当者の知識量やスキルをシビアに見極めて、妥協することのないようにしましょう。
転職サイトを使った転職の流れとポイントをご紹介
求職者と求人者の間にアドバイザーが入り、様々な交渉を行ってくれるため、スムーズに転職活動を進めることができます。
では、看護師の転職で自分の希望する求人に出会うためには、転職サイトをどのように活用するべきなのでしょうか?
ここでは、転職サイトを使って転職をする流れと、そのポイントを解説していきます。
まずは登録しよう
まずは転職サイト上から、必要事項を入力することで、転職支援サービスに登録しましょう。
転職支援サービスへの登録は、もちろん無料です。氏名や住所、連絡先などの基本情報に加え、職歴などが必要な場合もあります。
同時に履歴書や職務経歴書の添付も必要なところもあるので、事前に用意しておいた方が良いでしょう。
PC作成してパソコンやスマホに保存しておけば、複数登録するときも楽になるはずです。この時に登録する選考書類はそこまで凝ったものでなくてもOKです。
最終的に、キャリアアドバイザーから添削をしてもらって、再度作成しなおすことになるケースが大半なので、初めの段階で書類作成にそれほど時間をかける必要はありません。
それよりもなるべく早く登録することを優先したほうが、情報に早く触れることができますし、転職活動の戦略もアドバイザーと一緒に作れるのでおすすめです。
アドバイザーから電話がくる
登録が完了すると、転職エージェント側から連絡が来ます。
その際に詳細の希望条件や転職時期、今までの看護師として積んできた実績やスキルをざっくりと伝えます。場合によっては、実際にエージェントに行って面談をし、詳細の希望条件のヒアリングや、転職時期などの調整をしていきます。
このときのポイントは、希望や実績を抜け漏れなく伝えること。希望はすべて通らないかもしれませんが、言うだけなら無料です。
遠慮することなく希望をすべて伝えことと、リーダーや管理職経験などがあればアピールになりますので併せて伝えるようにしてください。
分からないことや悩みがあれば、気兼ねなくどんどん相談することが転職を成功させる近道です。
また、面談拠点が近くにある場合は、なるべく足を運ぶことをおすすめします。実際に会うことで担当がどんな人か、信頼のおける人物かを判断できますし、あなたのことも正確に知ってもらうことにもつながります。
応募したい求人を決めて書類選考、通れば面接日を決める
アドバイザーと話をした後、応募したい求人があった場合は、エントリの意思を伝えます。
その際に、事前に提出している履歴書や職務経歴書について、添削が必要であれば実施してくれるでしょう。
あとの選考書類の提出や、面接日の調整などは全てエージェントに任せればOK。面接が不安で、事前にシミュレーションがしたければこの時に申し出れば、対応してくれるはずです。
もちろん無料なので、少しでも不安があるなら、必ず事前に練習しておくことをおすすめします。
面接をする
次は、いよいよ紹介先に赴いて面接をする段階です。過度に緊張することなく、練習したことを笑顔で発揮してください。
もし仮に不採用になってしまったとしても、エージェントがほぼ確実に次の職場を紹介してくれるので、安心してください。
もし不安なら事前にエージェントに聞いて、次の紹介先を担保しておくことで、緊張も多少ほぐれるでしょう。
面接での注意点は、聞きにくいことは直接聞かないことです。例えば、残業の多い少ない、人間関係の良し悪し、医師や看護師長の人柄などは、あまり聞きやすいものではありませんし、相手によっては気分を悪くする可能性も無いとは言えません。
また、面接時に事前に聞いていた条件や待遇と違ったということもあるかしれませんが、その場でつっかかるのはあなたの評価を下げることにつながる危険性も。
とはいえ、実際のところは聞きたいと思うので、その場合は面接後に転職エージェントを使って聞くようにしましょう。
内定ゲットの後は、入社手続きと入社日を決める
めでたく内定をもらえたら、あとは入社手続きと入社日を決めていきます。
入社手続きは大体の場合、入社前にその転職先に行って、給与口座の申請や各種書類の記載をする流れになります。
その入社手続きの日程と、入社日も併せて全て担当のキャリアアドバイザーが間に入って調整してくれます。あなたがするべきことは空いている日程を伝え、必要書類を用意するだけです。
体調やリズムを整えるなり、事前に必要になってくるだろう知識を勉強するなり、有意義な時間を過ごしましょう。
入社
いよいよ緊張の入社日当日。初めての職場、初めての人たちとの仕事で、そわそわしていることでしょう。
転職エージェントによっては、当日一緒に来てくれるところもあります。
出勤する前に改めて注意点を説明してくれたり、勇気づけや緊張をほぐしてくれたりして、とても心強く感じるはずです。
祝い金の申請
最後に忘れてはいけないのが、祝い金の申請です。
祝い金については後述しますが、基本的に支給されるタイミングは、入社して一定期間(3か月後など)が経過してから申請が可能です。
この祝い金は、転職者から申請をしないと支払われないケースが大半で、申請が無くても転職サイト側から教えてはくれません。日々新しく覚える仕事に追われている転職者は、祝い金の存在を忘れてしまいがちです。
手帳に書いておくなど忘れないように管理し、もらえるものはしっかりもらうようにしてください。
複数のサイトに登録するのがポイント
転職サイトに登録したとき、「希望とは異なる求人を紹介される」「担当とウマが合わない」「マッチした求人が無い」ということは良くある話です。
そんなときは、1つの転職サイトに固執するのではなく、複数の転職サイトを利用するのがおすすめです。
転職サイトによって、扱っている求人が違いますし、会社の雰囲気や担当のスキルなど、さまざまな部分でけっこう差があるものです。
できるだけ自分の希望する求人を紹介してもらうためにも、複数の転職サイトに登録して、自分に合ったところを利用するようにしましょう。
ナース用サイトを利用するメリット
・求人を探す手間を省くことができる
・専門のアドバイザーにより、希望の求人を紹介してもらえる可能性が高まる
・疑問や不安を相談することができる点
というようなものが挙げられます。ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説をしていきたいと思います。
求人を探す手間が省ける
ナース用サイトを利用しない場合は、多くの求人中から自分で求人を探すことになります。
転職経験者ならお分かりだと思いますが、これはとても時間と労力を使うもの。例えば、ハローワークなどで、求人を検索した場合は、求人を検索し、給与や仕事内容などについて、一つ一つ確認しなければいけません。
応募や選考書類の作成についても自分ですべて行うことになりますので、この作業はかなり時間がかかります。
その点、ナース用サイトを利用すれば、この手間を大幅に減らすことができます。
希望の条件を登録するだけで、アドバイザーがそれに合った求人を探し出し、紹介してもらえます。
予め伝えておいた条件を満たした求人が紹介されるため、選別の作業は不要です。しかも、求人先との面接の調整や、その他の交渉も基本的にアドバイザーが行ってくれます。
このように、ナース用サイトを利用することで、時間や労力を大幅に減らすことができます。
希望の求人に出会える可能性アップ
看護師求人に特化しているナース用サイトは、看護師の求人を多く持っており、さらに非公開の求人も取り扱っています。
その求人内容も、ハローワークなどに比べ条件が良い求人が多いのも特徴です。
ハローワークは公共のサービスなので全て無料で採用ができますが、ナース専用サイトに求人を出している病院等は、転職サービスにより採用が決まると少なくない成功報酬をエージェント側に支払います。
つまり、エージェントを利用している病院は人材を採用するために「成功報酬費用を出せるだけの資力がある病院」ということです。資力のある病院は、給与や労働条件も良い傾向にあるため、紹介求人の条件が良いことが多いのです。
このような背景から、ナース用サイトを利用することで、自然と希望する求人に出会える可能性が高くなるというわけです。
自分の希望を明確にできる
ナース用サイトを利用することで専門のアドバイザーにヒアリングをしてもらえば、自分の希望を明確にすることもできます。
自分が何を希望し、どんな求人を探しているのかは、意外と自分でもわかっていないものです。
例えば、給与アップを希望しているのか、仕事内容にこだわりがあるのか、などをアドバイザーに相談していくなかで優先順位をつけていきます。
そのうえで「これだけは譲れない」という必須の条件と、「ここは妥協しても良いかな」という条件を整理することで、その条件を満たした求人を紹介してもらえるようになります。このような段階を踏むことで余計な情報に惑わされずに、本当に自分が望んでいる求人を紹介してもらえる確率がぐっと上がるわけです。
転職に関する疑問などを相談できる
転職の経験が少ない方は、どのように転職を進めるべきかわからないことも多いと思います。
・職務経歴書はどのように書けばよい?
・面接で、どのように受け答えすれば好印象をもってもらえるの?
こういった疑問が転職エージェントを利用すれば、解決できます。
履歴書や職務経歴書の書き方、面接の答え方など、あなたの転職を成功させるために様々な面で相談にのってくれるのです。
一つ一つ話をして不安を解消したうえで、転職を進めていくことができるので、効率的かつ確実です。
こうした疑問を相談できるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットの一つです。
外からはわからない紹介先の内部情報が聞ける
転職エージェントでは、紹介先とのパイプがあり、何度も訪問しているケースも多いため、外からでは知り得ないリアルな内部情報を把握しています。
例えば、「あそこのクリニックの医師は変わり者」「あそこの看護部長はかなり怖い」ぱっと見、仲がよさそうに見えるあの病院は、実は人間関係が良くない」などいう情報を、熟知しています。
医療機関によっては、外から見たら綺麗で働きやすそうに見えても、実はブラック病院だったということもあります。
転職エージェントを利用することで。自分だけでは調査しきれない情報を聞いたうえで転職先を選べるので、入社してからのギャップが少なく、長期でストレスなく就業することにつながるでしょう。
ナース用サイトを利用するデメリット
ただもしかしたらデメリットとなり得るケースを、3つほどご紹介していきたいと思います。
アドバイザーとのやり取りが面倒
ナース用サイトを利用し登録を行うと、転職支援を行うアドバイザーと連絡を取りあって転職を進めることになります。
条件についてのヒアリングや、履歴書、職務経歴書についての添削、面接日程の調整、面接の結果など頻繁に連絡を取ることになるでしょう。
複数の転職サイトに登録し、複数の求人を同時に進めている場合は、特にやり取りが多くなります。
看護師の仕事をしながら転職活動を行う場合、仕事の合間に、こうしたやり取りに対応しなければなりません。
また紹介求人を辞退する場合には、その理由を求められることもあり、若干気まずさを感じることも。
ナース用サイトを利用する場合、こうしたアドバイザーとのやり取りが多く発生し、煩雑に感じることもあるので注意が必要です。
もし在職中の場合は、極力メールで連絡してもらうように伝えるのもひとつの手です。
メールなら履歴が残りますし、自分のタイミングで確認することができるので煩雑さは軽減されるでしょう。
担当アドバイザーと相性が合わないことによる弊害
ナース用サイトを利用し登録が完了すると、担当のアドバイザーが決まります。
基本的には担当アドバイザーと二人三脚で、転職活動を進めていく事になります。
やり取りをするなかで、担当のアドバイザーとウマが合わないと感じることもあるかもしれません。
中には「連絡が取りづらい」「紹介された求人に伝えた希望が加味されていない」など、求人の紹介や面接などを進めるうえで、支障がでる可能性もあります。
担当アドバイザーは自分に代わって、求人先と様々な交渉を行ってくれる、いわば自分の分身のような重要な存在です。
もしも担当に対して「ウマが合わない」「信用ができない」「スキルや知識が足りない」と感じたら、迷わず会社側に担当を変更してもらうようお願いするか、別のエージェントを利用するようにしましょう。
ビジネス上の利益を優先されることも
本来であればエージェントは、転職者の希望を十分理解し、希望に見合った求人を探すなり、紹介先と交渉してくれるなりというのが仕事です。
ただアドバイザーも複数の求職者、求人者を担当しているうえ、ビジネスとして会社から成果を求められる立場にあるのが現実です。
そのため、ビジネス上の利益を優先して希望の求人とは異なる求人を紹介したり、高い成功報酬を払ってくれる求人者を優先したりこともあるかもしれません。
こうなると、自分の希望に合っていないところに転職してしまうことになりかねません。
紹介先のマッチングに疑問がある場合には、無理をせず相談するか、別の転職サイトを利用することをおすすめします。
担当のアドバイザーに相談しにくい場合には、専用の相談窓口を設けている転職サイトもあるので活用してみてください。
転職サイトに登録するときの疑問あるある
疑問に感じやすいあるあるを、いくつか例を挙げながら解消していきましょう。
転職するのはまだ先だけど登録はできる?
「転職サイトへの登録」は、1年前からでも可能。 アドバイザーに対して、どのくらいの時期に転職したいかを伝えればOKです。
早めに登録しておくことで、転職したいと思ったときにすぐに転職できる状態になるので、早めの登録がおすすめです。
非公開求人って何?
「非公開求人」とは、その医療機関の公式サイトや、転職サイトなどで公にされていない求人のことです。
転職サイトに登録した人のみが見ることのできる求人のため、好条件のものが多かったり、比較的採用率が高まったりする傾向があります。
転職サイトを選ぶときは、非公開求人の多さも一つの基準になるでしょう。
祝い金ってなに?
祝い金とは、転職サイトを利用して転職に成功するともらえるお金です。
転職の成功ではなく、転職サイトに登録後、知人紹介・登録で商品券などがもらえるケースもあります。
時期によってはキャンペーンとして、大々的に祝い金を掲げている転職サイトもあるようです。
多いところでは、なんと最大40万円もらえるところもあるようです。
転職が決まったうえに、お金までもらえたら最高ですよね。
ですが、この祝い金には少しだけ注意点があるので、その部分をしっかり認識したうえで、利用する転職サイトを決めることが大切です。
この記事では、祝い金について注意すべき点を紹介していきます。
祝い金における注意点
多額の祝い金を提示しているエージェントもありますが、この祝い金は2つほど注意点があります。
1つ目は、全員が必ずもらえるものでは無いというこです。
同じエージェントでも、採用された求人によって祝い金の額が違うこともしばしばあります。
例えば、「最大金額がもらえるのは管理職クラスでの転職のみが対象」というように、条件が付いているものも多く、全員がもれなくもらえると思って登録に行くと、がっかりしてしまう結果になるので注意が必要です。
2つ目は、もらえる時期。
祝い金は、転職が決まってすぐもらえるわけではありません。
大半が、「入社して3か月後」などという期間を設けています。
なぜかというと、転職エージェントが紹介先からもらえる報酬に、「返金規定」があることが背景にあります。
返金規定とは、紹介した人が一定期間内に退職した場合に、その退職時期に応じて報酬の何割かを返金しなければいけないというもの。
エージェントとしては、祝い金を転職者に支払ったあとに、返金規定内の退職になってしまうと利益が残らない可能性があります。
そのため、入社してから支払いまでに一定の期間を設けることで、利益を確実に得られる状態になってから、祝い金を支払うという仕組みになっているわけです。
入社後すぐもらえると思ってあてにしていると、目先でお金に困ってしまうことになりかねませんので、充分に気を付けましょう。
祝い金はあくまでおまけと心得る
転職活動において、お祝い金はあくまでおまけです。
転職サイトを利用する目的は、自分の希望に合った求人を見つけることを最優先にするべきです。
お祝い金の高い安いに惑わされず、希望の求人を紹介してくれるかどうかで、転職サイトを選びましょう。
看護師転職を失敗しないためにも転職サービスを使いこなそう!
結局のところ、転職サイトは利用して損することはあまりないことがお分かりいただけたと思います。
ポイントは、1つの転職サイトにこだわらず、複数のサイトを同時並行して利用すること。
そうすることで、それぞれの転職サイトを比較できたり、良いとこ取りができたりするので、より自分の希望に合った転職先が見つかる確率が高まります。
ぜひ、あなたに合った転職サイトを選び、サービスを使いこなして転職を成功させてください。